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「モールス」「ぼくのエリ 200歳の少女」

モールス [DVD]

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ぼくのエリ 200歳の少女 [DVD]

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あー、これ好きだわ。すんごい好き。
オリジナルは「ぼくのエリ」の方で、「モールス」はそれのハリウッドリメイク版。ハリウッド版には今をときめくクロエ・グレース・モレッツちゃんが出演。クロエちゃんはこの時が一番かわいいんじゃないか? 華奢な脚がザ・少女って感じだなあ。

リメイクはリメイクなんだけど、よくあるハリウッドの改悪リメイクではなくて、ほとんど"カヴァー”という趣き。どちらも好きなのだけど、最初に見た衝撃や、映像の美しさから、私はオリジナル版が凄く好きなんです。
以下、ちょいネタバレ。


雪の降る寂れた町に住む孤独な少年。学校ではいじめられ、両親は離婚。ひとりぼっちで遊んでいると、隣の部屋に越してきた少女が話しかけてきて、でもなんかこの子ちょっとおかしくない? ってなストーリー。
ホラーでありながら同時に少年少女の淡い恋が進んでいく。なんだか不思議な世界観だ。

とはいえ、この二人の関係は、恋なんて生易しいもんじゃなくて、正直共依存関係だな。そう考えると、ラストはなんにも解決してないんじゃないかと思って淋しくなる。少年に本当に必要なのは、暖かな暖炉みたいな愛ではないのかな。でも少女との関係はそれとは違うと思うんだよね。だってこの先には悲劇しか残ってないような気がするんだもの。

エリ(ハリウッド版ではアビー)が少年のことを、血を持ってくる役として必要としてるのか、本当に好きなのか、ちょっとわからなかった。でもその曖昧な感じが逆に心理的な不安感を煽ってゾクゾクする。本当は、エリが人間を襲って血を吸うホラー的要素の場面より、エリの心がどうなのかわからないってところの方が怖くて、そっちの方が見所かもしれないな、なんて。

オリジナル版も、ハリウッド版も、子役の演技が良かった。オリジナル版のエリの方が中性的で、ヴァンパイアっぽい感じが出てたし、少年との恋もどこか不安定に見えるから良かったと思う。


ホラーなんだけど切なくて、人間の心について考えることが出来る素晴らしい作品。ぜひ色んな人に見てもらいたい。