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100%の女

しばらくブログをほったらかしにしてしまった。仕事が忙しかったというのもあるけれど、「書く」ということに対して100%気持ちが向いていなかったのが原因だと思う。

そう、私は物事に対して100%の心持ちで挑まなければ気が済まない女だ。そして自分の中でその挑んだものが100%の仕上がりでないと許せない。それが仕事や恋において邪魔になることが、最近多々ある。

「ココルカちゃんは、仕事に対して100%で応えようとする傾向があるけど、大切なのは『何を求められているか』だよ」
今の職場に移って間もない頃、先輩に言われた言葉である。私は今でも折に触れてこの言葉を思い出す。そして「何を求められているか」を第一に進めようと仕事に取り組む。それでも、気がつくと私は仕事を100%に持っていこうとしてしまっている。それほど重要度の高くない事柄にまで、渾身の労力を捧げてしまっている。いけないとわかっていてもその癖はなかなか治らない。それは、そもそも「何を求められているか」を察知する能力が低いということでもあるのだろう。「何を求められているか」を察知し、理解する能力こそ、仕事において一番大切なものだ。

いや、仕事においてだけじゃない。それは友人関係や恋愛においても最も大切なんじゃないか。
すべては相手から何を求められているか、そしてそれをちゃんと返せているかなのだ。自分の中の100%なんて関係ない。むしろ、自分で作った100%は、相手にとって重すぎることがある。相手を間違えると、その100%は関係を壊す大きな原因になる。そして多分、大人になるということは、自分の中の100%に上手く見切りをつけるということだ。

彼女には、普通の女にはない凄みがあるの。ゼロか100か。その間はない。
それって、大人の女にはなかなか出来ないことなの。世間体、お金……やっぱり情があるし、独りは淋しかったり。
ゼロか100か。それって、若い少女の作法でしょ。可憐で、残酷な。

私の大好きな脚本家、野島伸司氏が、ドラマ「プラトニック」の中で書いた台詞だ。“彼女”とは中山美穂演じる病気の娘を抱えたシングルマザーのことであり、彼女のその娘の為なら手段を選ばない振る舞いが、たくさんの男を虜にしていく。
でも、そんなのは多分ドラマの中の話だけだ。
本当の世の中は、それほど100%の女には優しくない。