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NICO Touches the Wallsがネクストブレイクバンドから抜け出す方法を半分真面目に考えてみた

音楽

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NICO Touches the Walls
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大好きで、大好きでたまらないバンドがある。
NICO Touches the Walls(ニコ・タッチズ・ザ・ウォールズ)。
2004年に結成された日本の4人組ロックバンドである。

ファンの私が言うのもどうかと思うが、彼らの知名度や売り上げはやや中途半端であると感じている。まず音楽好きの人でないとその名前を知らないことが多いし、私がどんなにこのバンドが素晴らしいかと熱弁しても、食いついてくれる人は少ない。結構有名なアニメや映画の主題歌だってやっているのに! どうして! このバンドの素晴らしさをわかってくれないの! と、何回やきもきしたことだろう。

そこで私は、彼らがどうしたら「永遠のネクストブレイクバンド」から抜け出せるのか考えてみることにした。かなり大きなお世話である。大きなお世話であるが、大好きなバンドを一人でも多くの人に知ってもらいたいから、勢いだけで書いてみる。このエントリは、そんな一ファンの戯言である。

その1 バンド名を変えてみる

正直、彼らがネクストブレイクバンドであり続けてしまうのは、バンド名のせいがその理由の三割くらいは占めているんじゃないかと思っている。そう、なんてったて、1回で覚えられない!
私は、彼らの存在を広めるために、人から「好きな歌手って誰?」と訊かれた時は必ず彼らの名をあげるようにしているのだが、「NICO Touches the Walls」という名前を聞いて一発で覚えてくれた人は一人もいない。
「ニコタッチザワールド」だとか「ニコタッチーズオールドウェイ」だとか「ニコチンオールザウェイズ」だとか言われる。
曲を気に入ったとしても、バンド名を覚えていないのならば、ネットやiTunesで検索することが非常に困難である。これは致命的である。
じゃあ同じように長いバンド名の「ミッシェル・ガン・エレファント」や「アジアン・カンフー・ジェネレーション」はどないなんねん、というツッコミはこの際無視させていただく。

そこで提案だが、いっそのことバンド名を「NICO(ニコ)」にしてしまうのはどうだろうか。
うん、これなら一発で覚えられる。しかし問題が一つある。バンド名の由来である、「光村がよろめいて壁に触れた時に、壁に触れるという行為は壁の向こうにある世界、日常から新しい世界を創造するというイメージ」がバンド名からごっそり抜けてしまう……。そのままでいっか。頑張って覚えてくれみんな。

その2 全曲激しい曲のアルバムを作ってみる

ニコは器用なバンドである。アルバムの中にはバランス良く激しい曲とバラード曲が散りばめられている。私はそれが好きなのだが、いまいちどこかまとまり過ぎている感は否めない。
そこで、ここは一発、ミッシェル・ガン・エレファントの「ギヤ・ブルーズ」のような、とにかく激しい疾走感あふれる曲ばかりのアルバムを作ってしまってはどうだろうか。
実は、長年のニコのファンは意外とニコのロックな面に惹かれている人が多いように思う。
たとえば、「そのTAXI,160km/h」や「武家諸法度」、そして「有言不実行成仏」のような、光村龍哉独特の言葉遊びを駆使した歪んだロック。こういったものに惹かれてファンになった人は多い。
レディオヘッドが「KID A」を作ったように、ここらでニコもすべてを塗り替えてしまうようなアルバムが必要かも知れない。そしてその先に、新たな道が広がっているような気がするのだ。
でもニコのバラードも聴きたいな……うーむ。

その3 とにかくどさ回りしてみる

ニコの最大の武器はライブである。あのライブには一度行ったら病みつきになること間違いなし。
私が初めて彼らのライブに行ったとき、私は彼らのCDを一枚も持っていなかった。そしてライブのあとに初めてCDを買った。おそらく、逆の道筋であったら私はニコをこんなにも好きになっていなかったと思う。それくらいニコのライブにはパワーがある。
古くんの正確なのにエモーショナルなギタープレイ。それを引き立てるさっかんの変幻自在のベース音。そして否応なしに体を揺らしてしまう対馬さんのドラムの響き。それらと絶妙に融合するみっちゃんの眩しい歌声。毎回観客を心地よい高揚感に包んでくれる。一人でも多くの人に体験してもらいたい時間。
よって、この時間を全国の人にお届けすべく、とにかくどさ回りをする。
47都道府県全部回っちゃう。1年くらいかけて回っちゃう。1年後にはほうら、各地にニコファンがうじゃうじゃ。これで完璧…なのか?

その4 全員同じ髪色にしてみる

狼のマスクを被った人たちがブレイクしているので。すみません、冗談です。
ニコはビジュアルがなかなか良いのに、いや、なかなか良い故にビジュアルにインパクトがないのがたまにキズである。

その5 このままネクストブレイクバンドとして一生を終え、死後レジェンドになる

これはもう究極の選択である。というか、実はこれが一番幸せな道かもしれない。
いまいち知名度がないと言っても、ライブの集客率はなかなかだと思うし、毎年大きなフェスにも呼んでもらえているし、アニメや映画のタイアップもコンスタントにある。今のニコは実はとても良い位置にいるんじゃないか。何も爆発的ヒットを出すことはない。
そして死後、彼らは音楽愛好家によって「再発見」される。ニコの伝記が発売され、ベストセラーに。さらにはバンドの歴史が映画化され、大ヒット。実力派若手俳優たちがメンバーを演じ、ブレイクする。世の中にNICO Toches the Walls旋風が吹き荒れる……といいな。

書いてみると阿呆みたいな考察になってしまったが、私は結構真面目である。
私は、彼らに、音楽で飯を食っていってもらいだけなのである。
彼らの音楽が大好きで、アルバムを買ったりライブに行ったりすることで彼らの生活を微力ながらでも支えている一ファンとして、彼らには死ぬときまで音楽で飯を食っていてもらいたいと思っている。
そのためには、ある程度CDやライブのチケットが売れている必要がある。
「売れる」ということは、こと音楽業界において、ある種の卑しさみたいに捉えられることがままあるけれども、ミュージシャンだって人間だから、生活をしていかなければならない。
私は今まで「ニコがあんまり有名になりすぎたらライブのチケットが取りにくくなるし、いやだなあ」なんて呑気に思っていたけれど、それは彼らにとってあまりに非情な考えだったのではと最近気づいた。
そして、そんな風に思っていた時はまだ私はニコというバンドを信頼しきれていなかったのだと思う。
「売れたらこの人たちは変わってしまう」と。
だけどいつ頃からか、たとえ彼らは爆発的ヒットを飛ばそうが変わらずに音楽を奏でてくれるだろうと思えるようになった。ニコはニコのまま、いつだって私が思う最高の音楽を届けてくれる。そんな風に。

結局のところ、私は彼らが売れようが売れまいが彼らの音楽を聴き続けていくと思う。
それでも、彼らには音楽で飯を食っていってもらいたい。その気持ちだけはずっと持ち続けるだろう。
だから私は彼らのCDを買い続けるし、カラオケで印税が入るよう彼らの曲を歌う。
そして私以外の一人でも多くの人に、彼らの音楽の素晴らしさを知ってもらいたいと思う。
結局、何が言いたいのかよくわからないエントリになってしまったけれど、これが私なりの彼らへのちょっとひねくれたラブレターです。

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