それから

ちょいと読んでかない?

2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

睡眠

新宿に友人と映画を観にきた。観にきた、のだが、始まって20分も経たない内に奇妙な感覚が私を襲い、耐えられなくなって劇場を後にしてきてしまった。どういう感覚かというと、どこかに眠気があるのに目が勝手にかっと見開いてしまって閉じることができず、…

料理についての個人的な考察

最近自炊をするようになった。ルーティンはこうだ。朝4時頃に起きては簡単なサラダとトーストに目玉焼きをのせたものなどを作って食べ、昼は飛ばして15時くらいから夕食をぼそぼそと作る。メニューはもちろん日によって変わるが、最近はハンバーグや肉じゃが…

ライ麦畑でつかまえて

詳細は省くけれど、2月の半ばから仕事を休んでいる。それで最近精神科の病院を変えたところ、とても良い先生に巡り合えた。先生からは復職OKと言われている。ところが、職場からは傷病手当金をもらってもう少し休んではどうかとのこと。意見の食い違い。私と…

白髪について

20代の頃から、右側の前頭部に固まって白髪が生えてくる。左側の前頭部や後頭部にはなく、右側の前頭部、そこだけに密集して白髪が生えてくるのだ。白髪染めをしているので現状は白髪は前頭部だけにとどまっているが、染めなければ私の髪はディズニー映画の…

桜海老とメンヘラ

久しぶりに日本酒を飲んだ。 新宿駅から歩いて数分の、海鮮を売りにした狭い店だ。金曜の夜ということもあってか、店内は人で溢れかえっていた。意外にも狭さに反して四人組や団体の客が多いようで、二人連れの客は私たちだけのようだった。店の隅の小さなカ…

折り畳み傘と理解の源

久しぶりに映画館で映画を見た。見る前は集中力が続くか、眠気が来ないか少し不安だったが、107分の間多いに楽しめた。映画館という箱には人を没入させる魔法がかかっているのかもしれない。ミニシアターの一番後ろの席には清潔な空気が流れていた。 映画館…

ポリシー

ふと思い出したことがあった。昔、転職する前、大きな組織で働いていた時、私にこう言ってきた取引先関係の人がいた。 「お金に困っているなら定期的にご飯に連れってってあげるよ」と。妻に先立たれた(おそらく)五十代の男性だった。 「お断りします。私…

床の色と前髪と天井

床の色を変えろ、と、村上春樹の「風の歌を聴け」のように言ってみる。最近、六畳一間の床の色を変えた。と言っても、賃貸なので「置くだけフロアタイル」なるものを敷き詰めただけである。だけであるが、冴えない茶色い床がホワイトオークの床になっただけ…

自己評価と他者評価

散歩をした。片道2kmの往復4km。近所の桜並木の幅の広い遊歩道だ。桜はもう緑の葉に姿を変えてしまっていて、嗚呼、今年もまたお花見できなかったな、と思いながら、歩を進める。面白かったのは、樹木の葉は青々とした緑なのに、コンクリートの道には無数の…

小説が読めない、そして音楽

本を開いて文字を拾って見ても、単語がうまく脳に溶け込んできてくれなくて、小説を読むってことができなくなっている。これはなんだろう、と思って、諦めてYouTubeを見たりするのだがなんだか罪悪感を覚えてしまう午後二時。小説というものに高尚さを感じて…

被害者と加害者

Amazonプライムで「塀の中の少年たち -なぜ彼らは殺人を犯したのか-」というドキュメンタリーを見た。 www.amazon.co.jp あらすじ(「Amazonプライム」より引用) アメリカでは、少年犯罪者ながら終身刑を言い渡された者が2000人を超える。2012年、最高裁に…

素人の文章を読むこと

昔上司に言われた言葉で印象に残っている言葉がある。私が「ブログを書いている」という話になった時に、「俺、素人が書いた文章を読むのに自分の時間を割きたくないんだよねえ」というひと言を言われた。なるほどわからんでもない。わからんでもないが、何…

足りているもの

4月14日は両親の結婚記念日だった。LINEで母におめでとうを伝えると、「忘れてた!」とひと言。43回目ともなるとそんなものなのかもしれない。その後に続いたのは、「43年、長いよね。お父さんの懐の大きさのおかげです」とのこと。そう言える関係に改めて両…